2018年10月15日月曜日

当社の「気流止め」工法が全国誌・リノベーションジャーナルに取り上げられました

皆さんこんにちは
この秋はわりと暖かいですね。札幌の街までおりてきた紅葉が長持ちしている気がします。

 

10月1日に発行された「リノベーションジャーナルvol.15(Renovation Journal)」に当社の気流止め施工方法が紹介されました。

リノベーションジャーナルは、性能向上リフォームを中心に特集を組む全国発売されているムック本で、15号では「北海道に学ぶ[気流止め]の極意」という記事が企画され、当社の設計・施工が取り上げられました。
「取材協力:あったかハウス河合建築事務所」と明記いただき、当社の手法が紹介されています。

当社は、施工手法を企業秘密にするつもりはございません。当社も学びの中で現在の気流止め工法にたどり着きましたし、今後さらに改良を加えるかもしれません。ベースの技術は、新在来木造構法とそのリフォーム技術である気流止め工法にあります。
より多くのかたが暖かい家に住むことができればいいな、というのが自分の思いでもあります。

この本は、アマゾンでも販売されています。こちら>> よろしければご覧くださいませ!!


2018年9月29日土曜日

第33回リノベーション勉強会「300万円+αで20数年前の木造の家を暖かく地震に強く!」 10月20日(土)


気温が下がってきました。そろそろ暖房の季節です。
96()に大きな地震、そして大停電がありましたが、皆さんはいかがでしたか。
自宅に大きな被害はありませんでしたが、お客さまのことが心配で、お電話したり、数件はうかがったりいたしました。わかっている限りではございますが、大きな被害は見つかっておりません。





さて、毎月開催しているこのセミナーも33回目。今年10回目のセミナーを開催します。
平成元年ころの木造住宅を暖かくする方法と簡単な検査方法をいっしょに学びましょう!
断熱リフォームのキモは、気流止め工事。

これからのリフォーム計画の参考に、冬期間の結露の原因と、寒さをなくす方法、そして耐震補強を勉強しましょう。

20年を超す木造住宅をリノベーションする際に、断熱と耐震改修も実施すれば新築水準を超える暖かさと暖房費節約が実現しますが、工事には大きな金額がかかります。

今回学ぶ断熱リフォームは、傷んだ外壁を張り替える際に「気流止め」と呼ばれる追加工事するだけで、住んだままできる工事規模なので、費用が抑えられます。

セミナーでは、築25年以上がたった平成元年ころの木造住宅を対象に、小規模な工事で断熱性能を高める方法と、注意点などについていっしょに学びます。また、実際の施工事例とリフォームしたお客さまの声をご紹介します。



ご自宅を直せるのか、簡単には直せないのか。
リフォーム計画のはじめに、学びましょう。
河合建築事務所は、毎月1回、勉強会を開催しています。

33回リノベーション勉強会

「気流止め工法を使い300万円+αで20数年前の木造の家を暖かく地震に強く!」


と き:20181020() 1330分~1500
ところ:手稲コミュニティセンター2 2会議室
   (札幌市手稲区手稲本町31丁目3-41

    「平成元年頃の木造住宅を暖かくする方法と簡単な検査方法、耐震について」
13:3014:30
    「外壁張替といっしょに行った断熱改修と耐震改良の実例、費用」
14:3015:00
講師:河合 良夫   当社代表

主 催:あったかハウス河合建築事務所
後 援:あったかリフォーム倶楽部(北海道住宅高性能リフォーム普及支援協議会)

参加は無料、定員8名で事前申し込みが必要です。
申し込みは予約フォームボタンからお願いいたします。
RESERVA予約システムから予約する

お問い合わせやご連絡の際の電話とメールは以下となります。
河合(携帯tel090-5983-8555 事務所tel011-213-7180
 メールアドレス:attaka@mild.ocn.ne.jp)。

〈会場地図〉

2018年9月19日水曜日

原因が複数ある水漏れ・・ 河合建築事務所の リフォームノート その2

こんにちは。
河合建築事務所・河合です。
8月から、あったかハウス河合建築事務所が診断した住宅の不具合と、診断、そしてリフォームを、1件ずつ事件簿風に書き記しています。

長くおつきあいくださいませ!!

2回目は「原因が複数ある水漏れ」

CASE2

15年前(2003年)に中古住宅を購入
入居当初から風向きによって階段ポーチに水が浸入する。

10年前に外壁塗装をしたときに、修理を依頼して処置をしてもらったが、
前と変わらず、
風がついた雨の日に水が入ってくる、タイルの割れも気になっている。


見せてもらって、笠木(レンガ壁上部のグレーの塗装部分)のさびがやけに気になった。

風除室があり、“これはオオゴトになりそう”と思っている中、『あまり予算が無い!』のお一言。
まあ良くある事。

さて予算と施工方法の試案のしどころで、ともかく水の浸入を止める事を第一に、見た目のことはそんなに気にしなくてもいいとの事。

水の出て来る風除室側(内側)の部分は水が止まってから処置する
と言う条件で、屋外側中心に検査し、補修工事を実施。
結果、笠木だけではなく手摺の付け根からも水が浸入していた。


お客様の声

10年ぶりに雨が降ると風向きで水が出てジメジメしていたのが無くなって、おまけに壁のタイルに白い粉がついていたのが、取れてきれいになって良かった!

,

2018年8月27日月曜日

第32回リノベーション勉強会「300万円+αで20数年前の木造の家を暖かく地震に強く!」 9月22日(土)

夏も終わり、そろそろ冬の準備を始める忙しい秋を感じさせる陽気ですね。


さて、毎月開催しているこのセミナーも32回目。今年9回目のセミナーを開催します。
平成元年ころの木造住宅を暖かくする方法と簡単な検査方法をいっしょに学びましょう!
断熱リフォームのキモは、気流止め工事。

これからのリフォーム計画の参考に、冬期間の結露の原因と、寒さをなくす方法、そして耐震補強を勉強しましょう。

築20年を超す木造住宅をリノベーションする際に、断熱と耐震改修も実施すれば新築水準を超える暖かさと暖房費節約が実現しますが、工事には大きな金額がかかります。

今回学ぶ断熱リフォームは、傷んだ外壁を張り替える際に「気流止め」と呼ばれる追加工事するだけで、住んだままできる工事規模なので、費用が抑えられます。

セミナーでは、築25年以上がたった平成元年ころの木造住宅を対象に、小規模な工事で断熱性能を高める方法と、注意点などについていっしょに学びます。また、実際の施工事例とリフォームしたお客さまの声をご紹介します。

ご自宅を直せるのか、簡単には直せないのか。
リフォーム計画のはじめに、学びましょう。
河合建築事務所は、毎月1回、勉強会を開催しています。

第32回リノベーション勉強会

「気流止め工法を使い300万円+αで20数年前の木造の家を暖かく地震に強く!」


と き:2018年9月22日(土) 13時30分~15時00分
ところ:手稲コミュニティセンター2階 第3会議室
   (札幌市手稲区手稲本町3条1丁目3-41)

①    「平成元年頃の木造住宅を暖かくする方法と簡単な検査方法、耐震について」
(13:30~14:30)
②    「外壁張替といっしょに行った断熱改修と耐震改良の実例、費用」
(14:30~15:00)
講師:河合 良夫   当社代表

主 催:あったかハウス河合建築事務所
後 援:あったかリフォーム倶楽部(北海道住宅高性能リフォーム普及支援協議会)

参加は無料、定員10名で事前申し込みが必要です。
申し込みは予約フォームボタンからお願いいたします。
RESERVA予約システムから予約する

お問い合わせやご連絡の際の電話とメールは以下となります。
河合(携帯tel:090-5983-8555 事務所tel:011-213-7180
 メールアドレス:attaka@mild.ocn.ne.jp)。

〈会場地図〉

2018年8月6日月曜日

原因がわからない水漏れ・・河合建築事務所のリフォームノート その1

こんにちは。
河合建築事務所・河合です。
8月から、あったかハウス河合建築事務所が診断した住宅の不具合と、診断、そしてリフォームを、1件ずつ事件簿風に書き記します。
長くおつきあいくださいませ!!

第1回目は「原因のわからない水漏れ」

築10年目
before

風を伴った雨振りの時だけ、照明器具からわずかにポタっと水が落ちて来るのでポリ袋をかぶせて置いたら、こんなに水がたまった。


昨年春にこんな連絡を貰って、点検をしたが それらしき原因がなかった。
同年秋口に再点検したが、やはりそれらしき原因がなかった。

考えられるとすれば、
雨水をせき止める鳩小屋(パッシブ換気の排気)の板金しかないと解体してみた。
やはりここだった。


見た目では何でもないが、水の流れ、自然のこわさを感じた瞬間だった。



あとでオーナーにうかがうと、10年間一度もメンテナンスしていなかった。

メンテナンスの必要性も改めて感じた。

after
外観もちょっとだけ変わっています。
気がつきましたか??
動画を見て探してみてください。







じつは
パッシブ換気の排気筒が、
屋根から壁出しに変わっています。

コーキングだけで止水することは、
長期的に見て不安が多いので
壁出しに変更したのです。

2018年8月5日日曜日

第31回リノベーション勉強会「300万円+αで20数年前の木造の家を暖かく地震に強く!」 8月18日(土)

断熱リフォームのキモは、気流止め工事。


さて、毎月開催しているこのセミナーも31回目。今年8回目のセミナーを開催します。
平成元年ころの木造住宅を暖かくする方法と簡単な検査方法をいっしょに学びましょう!

これからのリフォーム計画の参考に、冬期間の結露の原因と、寒さをなくす方法、そして耐震補強を勉強しましょう。

築20年を超す木造住宅をリノベーションする際に、断熱と耐震改修も実施すれば新築水準を超える暖かさと暖房費節約が実現しますが、工事には大きな金額がかかります。

今回学ぶ断熱リフォームは、傷んだ外壁を張り替える際に「気流止め」と呼ばれる追加工事するだけで、住んだままできる工事規模なので、費用が抑えられます。

セミナーでは、築25年以上がたった平成元年ころの木造住宅を対象に、小規模な工事で断熱性能を高める方法と、注意点などについていっしょに学びます。また、実際の施工事例とリフォームしたお客さまの声をご紹介します。

ご自宅を直せるのか、簡単には直せないのか。
リフォーム計画のはじめに、学びましょう。
河合建築事務所は、毎月1回、勉強会を開催しています。

第31回リノベーション勉強会

「気流止め工法を使い300万円+αで20数年前の木造の家を暖かく地震に強く!」


と き:2018年8月18日(土) 13時30分~15時00分
ところ:手稲コミュニティセンター2階 第3会議室
   (札幌市手稲区手稲本町3条1丁目3-41)

(1)    「平成元年頃の木造住宅を暖かくする方法と簡単な検査方法、耐震について」
(13:30~14:30)
(2)    「外壁張替といっしょに行った断熱改修と耐震改良の実例、費用」
(14:30~15:00)
講師:河合 良夫   当社代表

主 催:あったかハウス河合建築事務所
後 援:あったかリフォーム倶楽部(北海道住宅高性能リフォーム普及支援協議会)

参加は無料、定員10名で事前申し込みが必要です。
申し込みは予約フォームボタンからお願いいたします。

RESERVA予約システムから予約する
お問い合わせやご連絡の際の電話とメールは以下となります。
河合(携帯tel:090-5983-8555 事務所tel:011-213-7180
 メールアドレス:attaka@mild.ocn.ne.jp)。

〈会場地図〉


2018年6月29日金曜日

第30回リノベーション勉強会「300万円+αで20数年前の木造の家を暖かく地震に強く!」 7月21日(土)

断熱リフォームのキモは、気流止め工事。



さて、毎月開催しているこのセミナーも30回目。今年7回目のセミナーを開催します。
平成元年ころの木造住宅を暖かくする方法と簡単な検査方法をいっしょに学びましょう!

これからのリフォーム計画の参考に、冬期間の結露の原因と、寒さをなくす方法、そして耐震補強を勉強しましょう。

築20年を超す木造住宅をリノベーションする際に、断熱と耐震改修も実施すれば新築水準を超える暖かさと暖房費節約が実現しますが、工事には大きな金額がかかります。

今回学ぶ断熱リフォームは、傷んだ外壁を張り替える際に「気流止め」と呼ばれる追加工事するだけで、住んだままできる工事規模なので、費用が抑えられます。

セミナーでは、築25年以上がたった平成元年ころの木造住宅を対象に、小規模な工事で断熱性能を高める方法と、注意点などについていっしょに学びます。また、実際の施工事例とリフォームしたお客さまの声をご紹介します。

ご自宅を直せるのか、簡単には直せないのか。
リフォーム計画のはじめに、学びましょう。
河合建築事務所は、毎月1回、勉強会を開催しています。

第30回リノベーション勉強会

「気流止め工法を使い300万円+αで20数年前の木造の家を暖かく地震に強く!」

と き:2018年7月21日(土) 13時30分~15時00分
ところ:手稲コミュニティセンター2階 第1会議室
   (札幌市手稲区手稲本町3条1丁目3-41)

①    「平成元年頃の木造住宅を暖かくする方法と簡単な検査方法、耐震について」
(13:30~14:30)
②    「外壁張替といっしょに行った断熱改修と耐震改良の実例、費用」
(14:30~15:00)
講師:河合 良夫   当社代表

主 催:あったかハウス河合建築事務所
後 援:あったかリフォーム倶楽部(北海道住宅高性能リフォーム普及支援協議会)

参加は無料、定員10名で事前申し込みが必要です。
申し込みは予約フォームボタンからお願いいたします。
RESERVA予約システムから予約する

お問い合わせやご連絡の際の電話とメールは以下となります。
河合(携帯tel:090-5983-8555 事務所tel:011-213-7180
 メールアドレス:attaka@mild.ocn.ne.jp)。

〈会場地図〉


2018年5月24日木曜日

第29回リノベーション勉強会「300万円+αで20数年前の木造の家を暖かく地震に強く!」 6月23日(土)

断熱リフォームのキモは、気流止め工事。


さて、毎月開催しているこのセミナーも29回目。今年6回目のセミナーを開催します。
平成元年ころの木造住宅を暖かくする方法と簡単な検査方法をいっしょに学びましょう!

これからのリフォーム計画の参考に、冬期間の結露の原因と、寒さをなくす方法、そして耐震補強を勉強しましょう。

20年を超す木造住宅をリノベーションする際に、断熱と耐震改修も実施すれば新築水準を超える暖かさと暖房費節約が実現しますが、工事には大きな金額がかかります。

今回学ぶ断熱リフォームは、傷んだ外壁を張り替える際に「気流止め」と呼ばれる追加工事するだけで、住んだままできる工事規模なので、費用が抑えられます。

セミナーでは、築25年以上がたった平成元年ころの木造住宅を対象に、小規模な工事で断熱性能を高める方法と、注意点などについていっしょに学びます。また、実際の施工事例とリフォームしたお客さまの声をご紹介します。

ご自宅を直せるのか、簡単には直せないのか。
リフォーム計画のはじめに、学びましょう。
河合建築事務所は、毎月1回、勉強会を開催しています。

29回リノベーション勉強会

「気流止め工法を使い300万円+αで20数年前の木造の家を暖かく地震に強く!」


と き:2018623() 1330分~1500
ところ:手稲コミュニティセンター2 3会議室
   (札幌市手稲区手稲本町31丁目3-41

    「平成元年頃の木造住宅を暖かくする方法と簡単な検査方法、耐震について」
13:3014:30
    「外壁張替といっしょに行った断熱改修と耐震改良の実例、費用」
14:3015:00
講師:河合 良夫   当社代表

主 催:あったかハウス河合建築事務所
後 援:あったかリフォーム倶楽部(北海道住宅高性能リフォーム普及支援協議会)

参加は無料、定員10名で事前申し込みが必要です。
申し込みは予約フォームボタンからお願いいたします。

RESERVA予約システムから予約する

お問い合わせやご連絡の際の電話とメールは以下となります。
河合 携帯tel090-5983-8555 事務所tel011-213-7180
 メールアドレス:attaka@mild.ocn.ne.jp

〈会場地図〉

2018年5月11日金曜日

住んだままの断熱リフォームで気密C値0.9を記録



201712月に完成した断熱リフォームのおうちで気密測定をしたところ、C0.9を記録した」
河合さんがめずらしくうわずった声で電話をくれたのがその年の暮れ。
――それはぜひ取材したいね。ひと冬越して、その後がいいかも。


電話口でそんな話をしてから約3ヵ月。
3月下旬、暖かな日差しの日に取材ができることになりました。
(編集長・白井康永)

大切なのは気流止め工事

住んだままの断熱リフォームでじゅうぶんに暖かくなることは、2016年、17年末の取材で体感していたので、今回の取材では新築住宅をも上回る気密性能に性能アップした住宅をひと目みて体感したい、という思いが強かったことを告白します。

最高気温がマイナス気温という真冬日に取材した2件の断熱改修はこちら。
「暖かくなって、外壁と屋根を張り替えて500万円は安い」札幌市北区拓北Sさん

高床式3階建ての大きな家をどうやって暖かくするか!? -あったかハウスの挑戦

住んだままの断熱リフォームでは、寒さの原因となる壁の中の冷気を止める「気流止め」の設置がとても重要になる。
このことをいままで記事にしてきました。
それを言い換えると『気流止めがしっかりしていれば、気密性能がさほど高くなくても暖かくなる』ことを意味しています。

「そんなウソくさい話は信じられない」
「無責任なことを誰が言ったのか?」
住宅業界の人ほど疑います。
しかし、じつはここに断熱工法の大切な真実が隠されています。

「断熱リフォームでは、気密性がさほど高くなくても気流止めを設置すれば暖かくなる」

これは、室蘭工業大学鎌田紀彦名誉教授(現・新住協代表)が気流止め断熱改修工法の説明会で解説した言葉です。
鎌田氏は、最も普及している高断熱・高気密工法「新在来工法」を開発・普及させた建築学者です。

気密性能を高める気流止めの工夫

あったかハウス河合建築事務所・代表の河合さんは、鎌田氏の工法をベースに、断熱リフォームの勉強会「あったかリフォーム倶楽部」での活動などを通じて独自の改良を加えています。

河合さんはこれまで手がけた多くの断熱リフォームの経験から、室内の間仕切壁と1階床の取り合い部の気流止め、床下の断熱強化、外周壁の気流止め+気密化を非常に丁寧に実施するようになりました。



この結果、気密性能の面でも新築以上の好結果を記録することができたといえそうです。
C0.9がどのくらいのレベルかというと、家を解体して、柱と梁だけにしてからリフォームするフルリフォームにおける最高レベルと同等、超高気密住宅と呼べるレベルです。

グラフは、北海道住宅新聞社が独自に調査した超高気密住宅(R2000)の新築時と築15年を経過した気密性能です。今回のリフォームがいかに高気密かわかってもらえると思います

主なポイントになっている外壁面と1階床部分の気密化が以下の写真です。
この部分は、気流止めと同時に気密性能を高めるため、外壁をはがして断熱材をいったん取り除き、気流止めを兼ねる防湿・気密シートを施工するという方法をとっています。

グラスウールをいったん取り除き土台の上から防湿・気密シートを貼っていく(乳白色の部分)

その後、断熱材のグラスウール(ピンク)を戻して断熱・気密・気流止め工事が完了



間仕切壁の気流止めがいちばん大事

住んだままの断熱改修では、新築と異なり、すべての部位で完全に気流止め工事ができるケースのほうがまれかもしれません。それでもできる限りの工事をしないと効果が現れないのですが、間仕切壁の気流止め工事が最も大切であることが、北海道立の研究所である北方建築総合研究所の最近の研究でわかってきました。
ところが、間仕切壁の気流止めは非常にやりにくい工事でもあります。

あったかハウス・河合建築事務所は、1階床では気流止め工事を行った上で床下から断熱施工を行います。
写真はちょうど間仕切壁に気流止めを設置した状態。気流止めとはどんなものかというと、写真中央にある透明のポリ袋に入ったグラスウールです。
気流止めを2つ折りにして丁寧に間仕切壁と床の取り合い部に入れていきます。これが実際はなかなかたいへんな手間のかかる工事で、丁寧にしなければ効果がないです。

気密性は高いが床に外気が吹きこむ家

今回のお宅は札幌市の北隣り、石狩市のY邸。完成・竣工が1987年(昭和62年)4月というから、ちょうど築30年の木造在来工法の家でした。
Y邸は、当時としては最先端の熱交換換気暖房設備が導入されており、リフォーム工事前の気密測定ではC3.3を記録しました。かなりの気密性能です。
写真は2階床に設置されている温風暖房の吹き出し口です。

気密性能はそれなりに高いのですが、セントラル暖房の熱交換換気暖房を運転すると暖房費が高い。そのためけっきょく生活空間のLDKだけを暖房するかたちになっていました。しかもかなり寒かったそうです。

工事に取りかかって、寒さの原因がわかってきました。


まずは、気密性能はそれなりに出ているものの、気流止めの措置がないことです。
このため、床下の冷たい空気が床や間仕切壁の中などを通り、室内の床や壁をさながら冷房パネルのように冷やしていたと考えられます。
写真は外壁をはがして気流止めを施工する前の床付近です。ピンクのグラスウールの上に畳のワラ床が確認できます。つまりこの家は、畳床に外気が直接入りこむ構造だったのです。

加えて、外壁側には断熱材が入っていない部分があったそうです。古い住宅ではこういう例がときどきあります。河合さんによると、ユニットバスの床や天井に断熱材がないケースが多いといいます。

夜暖房を止めても朝16℃を維持

工事が終わったのは2017年の12月。札幌はすでに白い季節になっていました。
リフォーム前は夜通し運転していた灯油暖房ボイラーを、この冬は24時間タイマーを使い、夜10時から朝4時までの6時間は運転を停止しました。それでも朝は16℃の室温があるといいます。
暖房灯油の使用量はまだ1年分がまとまっていませんが、1520%程度減る見込みとのこと。ただ、何より暖かく、1階床のヒンヤリ感がなくなったことがうれしいとYさんご夫婦。

こだわりの断熱リフォーム


「主人は河合さんと気が合ったのかな。河合さんが手稲コミュニティセンターで毎月開催しているセミナーを聴きに行って、その後は話がトントン拍子で進んでいく感じで」と奥さま。
「でもね、まさかリフォームするとは思わなかったのよ」。
えっ、そうなんですか?

長年連れ添ったご夫婦でも、相方の気持ちが測りきれないのですね。だから夫婦は飽きないのかもしれません。
明るくのんびりとした春の1日でした。

※この記事は、北海道住宅新聞社が運営する札幌圏の住宅取得者のためのホームビルダー探しサイト「札幌良い住宅jp」に掲載された内容を、運営会社の承諾を得て転載したものです。
この記事は河合のやっていることをしっかり書いてくれたので、自分のホームページにも掲載させていただきました。